ドロッとした負の感情

甥がいる
といっても　もう15年以上　会ってない
弟が離婚して　親権は母親にいき　嫁実家住まい
その甥が　就職し本社研修で関東に3か月来る事になり
その間　我が家に間借り出来ないかと言ってきたらしい
「らしい」と言うのは　弟に打診があり　弟から我が家に打診
甥は良いのだ（でも赤の他人と言って良いほど遠い気がするが）
問題は甥の祖父　元嫁の父親
弟が離婚する鴇に　元嫁と我が家に来て言った言葉が引っかかる

「これだから　片親に育てられた人間は駄目なんだ」

私の父親は37歳の時に鬼籍に入った
胃癌の末の長患いだった　好きで片親に成った訳ではない
母親は6歳4歳2歳の子供3人を抱えて　亡くなった父親の家に残り
義父母（私の祖父母）に仕えながら家業を手伝い
私達を育て上げた　それを　屈辱された訳だ
弟は激怒し　離婚に踏み切った
母親はそれでも　孫だからと色々送ってたが
相手からのお礼の電話もなく　礼状もなかった
離婚しているのだから　普通と言えば普通だが
いつの間にか　母親も諦めがついたのか　止めたようだった
離婚から私は関知しなかったが　親子として連絡は取りあってたらしい
それは親子の事　私は伯母になるが口を出す事ではない
（養育費を支払っていたらしいが　幾らか知らない）

甥に罪はないが　その祖父には　些か引っ掛かる
あの時の　怒りともつかない　ドロッとした負の感情が蘇る